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レディオヘッドのイスラエル公演に物申す。 

レディオヘッド(Radiohead)界隈で最近特に気になっているのが彼等の公式ツイッターでアナウンスされた、 この7月に開催される予定のイスラエルのテルアビブ公演。実は過去に3回程イスラエルでライブを行った経験があり、今回は2000年以来の4回目となるそう。当たり前と言えば当たり前なのですが、これがもう大変なことになってる訳でして。パレスチナ人への人権迫害が行われているイスラエルでのアーティスト活動や文化活動などをボイコットしようと訴える「アーティスツ・フォー・パレスチナ UK(Artists for Palestine UK)」のレディオヘッドの5人宛の書簡にロジャー・ウォーターズ、サーストン・ムーア、エイドリアン・シャーウッド、ロバート・ワイアットなどのミュージシャンや著名人、映画監督などが連名で著名しているとの事。ざっくりとした書簡の内容はこちらに(レディオヘッド、イスラエル公演に対してミュージシャンから反対の声 | NME Japan)。

この批判についてトム・ヨークが米「ローリングストーン」誌に語ったとこによりますと、

「僕は文化的なことを禁止するのには同意しないね。J・K・ローリングやノーム・チョムスキーや、その他多くの人々と共にね。批判した中には僕が憧れている人もいたよ。(映画監督の)ケン・ローチとかね。彼がどこでやるべきだとか、何をすべきかなんて言うなんて夢にも思わなかったよ。」

「彼らがしたい会話の類というのは白か黒かってものでさ。僕にはそれが問題なんだ。僕らと個人的にやりとりをするのではなく、公の場で面倒に巻き込むことを選んだというのが、ものすごく悩ましいよね。僕らがよく知らないとか、僕らが自分自身で決定を下すことができないほど頭が遅れてるとか思っているなら、ものすごく失礼だよ。この上なく人の上に立った態度だよね。攻撃的だし、ロックのライヴをやったり、大学で講義をしたりすることがなんで問題になるのか理解できないよ」

「最もよく分かっているのはジョニーなんだ。彼にはパレスチナ人でもイスラエル人でも両方のファンがいて、彼の妻はアラブ系イスラエル人だからね。そこから距離をおいて、僕らに文句を言い、旗を振ってる連中は全員こう言うんだ。『お前は何も分かってない!』ってね。これがどれだけジョニーにとって侮辱的なことか想像してくれよ。そして、これが表沙汰となったことでどれだけ面倒か想像してほしいよ。僕らが何も知らないって見なし、『アパルトヘイト』という言葉を投げかけ、それが妥当だと思っていることがね。本当におかしいよ。途方もないエネルギーの消耗だね。エネルギーはもっとポジティヴな形で使うことができるのにね」

参照元 レディオヘッドのトム・ヨーク、イスラエル公演への批判について自身の見解を語る | NME Japan

全文ではありませんがこのような内容のインタビュー。ここで一番気になった箇所は冒頭の「僕は文化的なことを禁止するのには同意しないね」。なるほど、ならばトム・ヨーク氏に聞いてみたいのは、「人殺しの現場をあたかも花火を見るように観戦しているイスラエルの人々が文化的なものを享受するに値する国民と言えるのか?」。何を言ってるかと申しますと、イスラエルからパレスチナへの空爆を、あたかも花火観戦のように見ているイスラエル人の写真っていうのがありまして、その光景は言い換えれば上記したような人殺しの現場の高見の見物。このリンクはフランス通信社(AFP)のHPにある「ガザ空爆を見物する市民ら、イスラエル南部 写真9枚 国際ニュース ...」のページです。もう一つはハフィントンポストの「イスラエル人の一部には、ポップコーン片手にガザ空爆を見物している不届き者もいる(画像)」。

過去から現在まで行われているパレスチナへの空爆や破壊行動。そしてこれらを見ても自分達がテルアビブで行う予定のライブが正当な理由の元にあるんだと言い切れるのか。インタビューで「彼(ギターのジョニー)にはパレスチナ人でもイスラエル人でも両方のファンがいて」の下り。あなた達のイスラエル公演を非難している著名人にもイスラエル人とパレスチナ人両方のファンがいる人だっていると思うのですが。なのでそれつにいては的外れもいいとこかと。

正直、残念でしかたありません。今回の行動はトム・ヨークが嫌いだって言っているトランプ政権を間接的に応援しているよーな印象すら与えかねないのではないでしょうか。あなたのよーな人はもっと大局的に物事を見てほしいし、それを若いリスナー達に分かりやすく伝えてほしいとも。日本にはそんな文化は殆どないですが、大英帝国のロックにはまだそれが息づいているのでは。特にイスラエル建国にあたってあなたの国であるUnited Kingdomの所謂「三枚舌外交」が深く歴史に関わっている点も見逃してほしくはないのです。

レディオヘッドのファンの有志達がこのような行動をとったのも頷けます。それくらこれは重要な案件なんでしょう(レディオヘッドのイスラエル公演を巡って反対グループがバンドの関連企業前で抗議活動 | NME Japan)。まだ時間は残されているかと。いい方向に話が向いてほしいものです。実はイスラエルでライブをやって、その売り上げ全てをパレスチナの難民達にみたいな大逆転展開も期待してたりしますが、結果はいかに...。

それほど熱心なレディオヘッドのリスナーとは言いがたいですが、海外のアーティストで2回以上ライブを見た経験がある人達は実はレディオヘッドだけな管理人でございました。管理人のギターロック感を根底から覆してくれ、その影響を未だに引きずっている「OK Computer」リリースから20年という節目にここまで彼等を批判するエントリーをすることになるとは露ほども思っていませんでした。現地時間の23日、グラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーを務めているRadioheadの5人にこれが届きますように。


RADIOHEAD.COM | DEAD AIR SPACE
https://www.radiohead.com/


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