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再発されるビートルズレコーディングセッションズ(完全版)。 

前回紹介したデジタルリマスター化されたCDを中心に、2009年9月9日前後には他にもファブ4関連の物が多数発売されるのですが、その中でも管理人的には目玉商品だった、「The Beatles: Rock Band」のWii盤は結局日本発売は無し?こーゆーときにWiiのリージョンコードの設定を恨みます(The Conduitとかもやりたいのに・・・)。書籍関係ではファブ4好きにも60年代当時のレコーディングの模様を生々しく記録されているのでバンドマンに是非手にとって貰いたいと思っていた「ビートルズレコーディングセッションズ(The Beatles Recording Sessions)」が装いも新たに完全版と銘打って再登場するそーです。

ザ・ビートルズ レコーディング・セッションズ完全版
マーク・ルーイスン
シンコーミュージック・エンタテイメント
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最初に邦訳が出たのが1990年。当時は日本版が白黒で本の大きさが小さくなったことにどーだこーだ言う人もいたと思いますが(英語版はカラーでよくある絵本のような大きさ)、逆に資料として調べる際には今の大きさの方がよかったと思ってる人のほうが多いのではないでしょうか。当時は海賊版のテイクととっつき合わせてみるくらいしてましたが、その後アンソロジーシリーズが出たりしてもっとこの本の価値が上がったように思えます。この本によりますと、「EMIの幹部からビートルズが録音したテープを一切捨ててはならない」と録音スタッフに御達ししていたようで、詳細な日付とテイク番号からどのように4人とサー・ジョージ・マーティンが曲を構築していったかが計り知れます。その価値を分かっていたEMIの幹部に拍手。

あとこの本から読み取れる重要なファクターとして、「録音形態の進化」という点も見逃せない箇所。実質8年くらいの間ですが。まあ簡単にいいますと、ビートルズの我がままにアビーロードのスタッフが右往左往して機材が発展していったと(*^-^*)ダイレクトボックスを用いての録音やダブルトラッキング、「A Day in The Life」の24小節の低い音から高い音へ上っていくオーケストラの録音の際に使った4トラックレコーダーを2台をシンクロさせるとか。彼らの要求に答えることが現代のレコーディング技術の礎になっていたりする訳ですよ。今だったら何十トラックも使用してエフェクターをトラック毎にかけるようなDAW環境が個人で所有できる時代ですけど、制限ある中で当時の技術者がいかに20世紀の音楽的リーダーと渡り合ってきたかという方向から読んでも非常に楽しい本です。当人達はすっごく辛い時も多かったようですが・・・。ジョン・レノンって人のずぼらだったり我がままがこんなに人に役立つとは、当時の彼は全くそんなことはおもってなかったでしょうねぇ。

管理人の持ってるのが、1990.7.20と日付の入った初版本なんですが、これの総ページ数が351ページ。今回のヴァージョンがシンコーミュージックのサイトによると368ページとなってます。アンソロジー関連と21世紀になって発売されたアイテムが加わるようです。表紙も異なる模様。正直、買いなおすかどーかは内容見てからにしようかと思ってます。ただ持ってない方には非常にオススメできる本ですよー。

1963年の2月25日のところに著者のマーク・ルウィソーンさんがこんな事を書いています。なんでビートルズのステレオ盤はリズムが左でボーカルが右チャンネルみたいなミックスなのか?という問いにジョージ・マーティンが答えたのを受けて、「レコーディング個々のパート細かく分析できるという理由からステレオ・ヴァージョンを好む人が多いということだ。サウンドのよさでは、モノ・ヴァージョンのほうが数段上である」と。多分こんな記事が頭の中に残っていてモノボックスを予約することになった管理人でございました。


Mono or Stereo、どっち買います?ビートルズのデジタルリマスター盤。
(購入熟考エントリー)
http://lifeonmars.blog36.fc2.com/blog-entry-446.html



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