AX

BBCが作成したドキュメンタリー、「David Bowie - &The Story of Ziggy Stardust」。 

先日英BBCで放送されたDavid Bowieの「Five Years」というドキュメンタリー作品を見たいと思って、youtube等々を検索したところ、どーも軒並み削除されている模様。ただ検索している最中にこんな動画を見つけました。それがやはりBBCが作成した「David Bowie - &The Story of Ziggy Stardust」というもの。結構前のものっぽいのですけどね。

デビュー当時くらいからジギー期を中心にピンナップスの録音くらいまでを追ったものでありまして、ボウイさんについて語る人も非常に豪華。この手の作品には必ず出てくるDana GillespieやSpidersの面々からLindsay Kemp。ミュージシャンだとElton John、Marc Almond、Spandau BalletのGary Kemp、The RunawaysのCherie Currie・・・。でも一番驚いたのはなんといってもロンノことMick Ronsonの奥様。初めて見たと思います。とても素敵な方でした。そしてこの番組のナビゲーターはJarvis Cockerなんですよ。これまたすばらしい。

当然英語なんで隅から隅まで分かる事はありませんでしたが、見所も色々ありました。ゾウイの乗ったベビ−カーをスカートをはいたボウイとパンツルックのアンジーという写真がでてくるのですが、これは見た事なかったです。あとZiggy Stardustの40周年記念盤でエコバニのIan McCullochが「72年の夏のボウイが出演したTop of The Popsの衝撃」みたいなことを言っているのですが、こちらの映像の方でもあれは凄かった的な言われ方をしています。多分DVD 「Best of Bowie」にも収録されている「Starman」の事でしょう。1つのマイクをシェアして歌うボウイとロンノのセクシーな動きとか衣装とかが当時話題になったのでしょうけど、でもご覧になった方は分かると思いますが、あれってボウイとロンノの後ろにいる右上の方をずっときにして踊っている少年が気になって気になって・・・。


ZiggyコンセプトにボウイのNY行き、つまりウォーホールのファクトリーを訪れた事はかなり影響を及ぼしているんですね。あのルーとイギーとボウイのスリーショットの写真も当然でてきます。あとは私が考えていた以上に映画「時計仕掛けのオレンジ」の影響も色濃く出ているんだなと。小説は読んだ事有るのですが、映画は怖そうで見れないんですよねぇ、あれ。ジギーの頃のライブで、ライブが始まる前のSEが時計仕掛けのオレンジのサントラの「Ode to Joy(歓喜の歌)」が使われていたのは様々なブートレグやそれこそMotion Pictureでも確認できるところですが、もっと深い部分で影響されていた模様。「Suffragette City」の一節「Hey droogie don't crash here」のDroogieという言葉の引用は有名かと。

ここまでしっかり時系列を追ってZiggyというキャラクターを見ていくと、一つありありと見えてくる部分があります。それはボウイのメイク。ボウイのメイクがどんどんケバくなっていくのが、Ziggyという怪物にボウイが浸食されているかのような印象すら与えます。アラジンセインの頃とかと前述したスターマンの時と比べると、同じ人なのかすら怪しいという。あとこれも全く見た事がないと思ったのが、Top of The Popsに「The Jean Genie」で出演しているところ。前述したDVDにはミックロックが撮影したPVの方が収録されていて、こちらは入ってないのでここも見所なのかもしれません。

この作品を見て思った訳でもないのですが、「Ziggy Stardust」と「Aladdin Sane」を改めて比べてみますと、ジギーは「大見得を切ったはったり」的な部分が大きく、まぁそれだけ大げさにやる必要があったっていうことなんでしょうが、楽曲的には「Aladdin Sane」の方なのかなぁと。もっと言うと、Mike Garsonが「Aladdin Sane」全体に与えた影響って凄まじいんだなと。「Time」とか「Lady Grinning Soul」なんかは分かりやすい例で、彼の演奏が中心ですしね。

この作品、Ziggy StardustというロックスターがUKのポップカルチャーに与えた影響を知るにはとてもいいものだったと思いました。そして今だったらお化粧してギター持つなんてそんなに変な事じゃないですけど、当時与えたインパクトっていうのは大変なものだったというのを改めて知ることができました。「お化粧」なんて呼べる度合いじゃないですけどね・・・。

Spiders from Mars〜Uriah HeepのベーシストであったTrevor Bolderさんが先月62歳の生涯に幕を閉じたとニュースでしりました。ここに謹んでご冥福を御祈り致します。実はUriah Heepに所属していた事をこの記事によって知った管理人でございました。クリムゾン解散後のジョン・ウェットンが加入→脱退後にトレヴァーが77年よりベーシストとして活躍していたんですね。

リリースから40年をむかえた、「Ziggy Stardust」というアルバム。
http://lifeonmars.blog.fc2.com/blog-entry-540.html


http://www.davidbowie.com/