「緊急解説!福島第一原発事故と放射線」を読んでみました。 

基本的にニュースとサッカーと鉄腕ダッシュくらいしかテレビをあまり見ない管理人ですが、311の震災時は食い入るように見ておりました。勿論、津波による被害に心を痛めもしましたが、やはり福島第一原発の10条報告の電源オールロストという報告以降の状況はいったいこの先どーなるのか?このままとんでもない事故になるのかと固唾を呑んで見守っておりました。NHKのニュースに福島原発の状況解説にNHK科学文化部の山崎記者が出演されている際に、「避難する際は出来るだけ皮膚をさらさないように、マスクやぬれたタオルで口を覆って」など切羽詰った状況が訪れたり、15日?に山崎解説委員が「今、非常に危うい状況に炉心がなっている可能性がある」と真剣に訴えている姿を見て、科学文化部(かぶんさん)の皆さんからの情報を多く取るように心がけておりました。

その後、現在も行われている東電と政府の統合会見にしばしばおみえになられるご両人ですが、特に山崎記者の深く込み入った質問には毎回唸らされます。そもそもあの会見、かぶんさんとNHKの石川記者、フリーの木野さんと癌を患う前のNPJ日隅さん、オシドリのまこさん+数名位しか内容が無いように思えるのは管理人だけでしょうか・・・。そんなこともあって、かぶんさんのツイッターをフォローしたり、水野さん山崎さんが出演される時はできるだけ見るようになっていたのですが、こんな本が出版されたので購入してみました。


この本のサブテーマが「正しく恐れる」とある通り、放射能の被害に対して非常に丁寧に説明されていると思いました。時間軸を元にふりかえりつつ、情報が少ない中で山崎さんがどーゆー風にしゃべっていけばいいかの葛藤が・・・。あの時こんなことを考えていたのかと興味深く読めました。

まあかぶん好きの我々にとっては、最終章の水野さんと山崎さんの対談部分でしょうか。一番読みたい部分は。事故の収束へ向けての展開から、これから問われるであろう我が国のエネルギー政策はこのままでいいのか?等広い範囲に渡って議論がなされています。この中でやはりお二人は政府・東電の対応の遅さに非常に怒っている。もっと安全サイドにとった行動を取らなければいけないのではないか?と疑問を投げかけてもいます。

水野さんが書いている第2章、「日本はどうして原発を進めたのか?」。戦後日本がとった原子力政策の流れから触れられ、輪が完結しない核燃料サイクル、あまりにも無意味なシナリオ通りの訓練等々。特にこの訓練についてはなんでもっと早く誰かが追求しなかったのか、とても悔やまれます。こんなことをやっていた結果が今の日本の現状と思うと・・・。切ないですね。

かぶんさんのツイッターをフォローしているような方々なら必ず満足するような気がします、この本は。それで巻末に水野さんは東海村のJCOの臨界事故の取材をなさっていたとのことなんで、もう1冊新たに購入。その感想は今度の機会にでも。

画像にもある通り帯にはお三方のお写真がありまして、アマゾンさんから届いて帯が付いていてちょっと嬉しかった管理人でございました。


NHK「かぶん」ブログ
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