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今度こそ本当の再結成?らしい、スマッシング・パンプキンズ。 

なんか気になるニュースが飛び込んできましたよ。

元々、スマッシング・パンプキンズ(The Smashing Pumpkins)はデビュー後、メンバーチェンジがありつつ2000年に一度解散しております。そして2007年に再び人前に現れます。この時も結局オリジナルメンバーではなくてVo.のビリー・コーガン(Billy Corgan)とDr.のジミー・チェンバレン (Jimmy Chamberlin)が参加し、解散時のメンバーだったオリジナルパンプキンズのギター、ジェームス・イハ (James Iha)と脱退したベース、ダーシー・レッキー (D'arcy Wretzky)の代わりとして加入した元Holeのメリッサ・オフ・ダ・マー (Melissa Auf der Maur)の二人は不参加(声はかかったらしい)。ダーシーには打診すらなかった?模様。

その後もメンバーチェンジを繰り返してそこそこ活動していたっていうは、全然知らなかったり。で、今回チェンバレンが語ったとこによりますと(ソースとなってるページに飛びます)、チェンバレンが地元シカゴのラジオ局のインタビューでリユニオンを示唆するよーな発言をしたと。一方、ビリーは約20年話していなかったダーシーと連絡を取ったなんて話も。そしてビリーとイハがライブで競演したことも最近あったそーな。

オリジナルメンバー間の関係修復が行われているのは事実なよーですね。ただ、ダーシーが脱退した理由の一つっていうのが、「チェンバレンのドラッグ癖」だったとかって読んだ気がするんですよね。過去に。でもチェンバレンのツアー中のヘロイン摂取の事件での逮捕劇からのバンド解雇は、ダーシーが脱退する前の話なんですよ。ですが、チェンバレンがドラッグを辞めれなかった話はその前からあって、パンプキンズの中では問題視されていたのかと。なので、過去に読んだと思ってるのダーシーの脱退理由が本当の場合、ダーシーとチェンバレンは果たして大丈夫なのかと今から心配していたり...。

実は前回の再結成騒ぎの時もそれについてエントリーしてるのですが、管理人的にダーシー不参加を知っていきなりトーンダウンしていたという。あの時点でダーシーが参加する理由がないって思ってたんですけどね。でも逆に今回ダーシーが参加するのを見るのもちょっと怖い気が...。イハさんはちょこちょこ目にする機会があったからまだしも。そんなに詳しくはないのですが、ダーシーは多分パンプキンズ脱退後って目立った音楽活動をしてるっていう話を聞いた事がないよーな。そーゆー意味でも一時代を気づいたバンドのベーシストの復活劇と相成るのか。楽しみとなのと怖いのが交錯しております。

復活劇にそんな事はないと思うのですが、最初の解散する前くらいのゴスっぽいやつは絶対辞めてほしいと願う管理人でございました。


Smashing Pumpkins.com
http://www.smashingpumpkins.com/


レディオヘッドのイスラエル公演に物申す。 

レディオヘッド(Radiohead)界隈で最近特に気になっているのが彼等の公式ツイッターでアナウンスされた、 この7月に開催される予定のイスラエルのテルアビブ公演。実は過去に3回程イスラエルでライブを行った経験があり、今回は2000年以来の4回目となるそう。当たり前と言えば当たり前なのですが、これがもう大変なことになってる訳でして。パレスチナ人への人権迫害が行われているイスラエルでのアーティスト活動や文化活動などをボイコットしようと訴える「アーティスツ・フォー・パレスチナ UK(Artists for Palestine UK)」のレディオヘッドの5人宛の書簡にロジャー・ウォーターズ、サーストン・ムーア、エイドリアン・シャーウッド、ロバート・ワイアットなどのミュージシャンや著名人、映画監督などが連名で著名しているとの事。ざっくりとした書簡の内容はこちらに(レディオヘッド、イスラエル公演に対してミュージシャンから反対の声 | NME Japan)。

この批判についてトム・ヨークが米「ローリングストーン」誌に語ったとこによりますと、

「僕は文化的なことを禁止するのには同意しないね。J・K・ローリングやノーム・チョムスキーや、その他多くの人々と共にね。批判した中には僕が憧れている人もいたよ。(映画監督の)ケン・ローチとかね。彼がどこでやるべきだとか、何をすべきかなんて言うなんて夢にも思わなかったよ。」

「彼らがしたい会話の類というのは白か黒かってものでさ。僕にはそれが問題なんだ。僕らと個人的にやりとりをするのではなく、公の場で面倒に巻き込むことを選んだというのが、ものすごく悩ましいよね。僕らがよく知らないとか、僕らが自分自身で決定を下すことができないほど頭が遅れてるとか思っているなら、ものすごく失礼だよ。この上なく人の上に立った態度だよね。攻撃的だし、ロックのライヴをやったり、大学で講義をしたりすることがなんで問題になるのか理解できないよ」

「最もよく分かっているのはジョニーなんだ。彼にはパレスチナ人でもイスラエル人でも両方のファンがいて、彼の妻はアラブ系イスラエル人だからね。そこから距離をおいて、僕らに文句を言い、旗を振ってる連中は全員こう言うんだ。『お前は何も分かってない!』ってね。これがどれだけジョニーにとって侮辱的なことか想像してくれよ。そして、これが表沙汰となったことでどれだけ面倒か想像してほしいよ。僕らが何も知らないって見なし、『アパルトヘイト』という言葉を投げかけ、それが妥当だと思っていることがね。本当におかしいよ。途方もないエネルギーの消耗だね。エネルギーはもっとポジティヴな形で使うことができるのにね」

参照元 レディオヘッドのトム・ヨーク、イスラエル公演への批判について自身の見解を語る | NME Japan

全文ではありませんがこのような内容のインタビュー。ここで一番気になった箇所は冒頭の「僕は文化的なことを禁止するのには同意しないね」。なるほど、ならばトム・ヨーク氏に聞いてみたいのは、「人殺しの現場をあたかも花火を見るように観戦しているイスラエルの人々が文化的なものを享受するに値する国民と言えるのか?」。何を言ってるかと申しますと、イスラエルからパレスチナへの空爆を、あたかも花火観戦のように見ているイスラエル人の写真っていうのがありまして、その光景は言い換えれば上記したような人殺しの現場の高見の見物。このリンクはフランス通信社(AFP)のHPにある「ガザ空爆を見物する市民ら、イスラエル南部 写真9枚 国際ニュース ...」のページです。もう一つはハフィントンポストの「イスラエル人の一部には、ポップコーン片手にガザ空爆を見物している不届き者もいる(画像)」。

過去から現在まで行われているパレスチナへの空爆や破壊行動。そしてこれらを見ても自分達がテルアビブで行う予定のライブが正当な理由の元にあるんだと言い切れるのか。インタビューで「彼(ギターのジョニー)にはパレスチナ人でもイスラエル人でも両方のファンがいて」の下り。あなた達のイスラエル公演を非難している著名人にもイスラエル人とパレスチナ人両方のファンがいる人だっていると思うのですが。なのでそれつにいては的外れもいいとこかと。

正直、残念でしかたありません。今回の行動はトム・ヨークが嫌いだって言っているトランプ政権を間接的に応援しているよーな印象すら与えかねないのではないでしょうか。あなたのよーな人はもっと大局的に物事を見てほしいし、それを若いリスナー達に分かりやすく伝えてほしいとも。日本にはそんな文化は殆どないですが、大英帝国のロックにはまだそれが息づいているのでは。特にイスラエル建国にあたってあなたの国であるUnited Kingdomの所謂「三枚舌外交」が深く歴史に関わっている点も見逃してほしくはないのです。

レディオヘッドのファンの有志達がこのような行動をとったのも頷けます。それくらこれは重要な案件なんでしょう(レディオヘッドのイスラエル公演を巡って反対グループがバンドの関連企業前で抗議活動 | NME Japan)。まだ時間は残されているかと。いい方向に話が向いてほしいものです。実はイスラエルでライブをやって、その売り上げ全てをパレスチナの難民達にみたいな大逆転展開も期待してたりしますが、結果はいかに...。

それほど熱心なレディオヘッドのリスナーとは言いがたいですが、海外のアーティストで2回以上ライブを見た経験がある人達は実はレディオヘッドだけな管理人でございました。管理人のギターロック感を根底から覆してくれ、その影響を未だに引きずっている「OK Computer」リリースから20年という節目にここまで彼等を批判するエントリーをすることになるとは露ほども思っていませんでした。現地時間の23日、グラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーを務めているRadioheadの5人にこれが届きますように。


RADIOHEAD.COM | DEAD AIR SPACE
https://www.radiohead.com/


OK Computer関連を全て網羅したスペシャルエディション版。 (最近発売された20周年記念盤ではありませんのでご注意を)
http://lifeonmars.blog.fc2.com/blog-entry-438.html

英国ミュージックホール文化が色濃い、David Bowieのデビューアルバム。 

時に1967年6月1日。後に音楽至上に多大な影響を与え、過剰とも思える賛辞の数々と共に未だに語り継がれる1枚の作品がリリースされます。それがこれ。


サージェントペパーズ(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)の50周年のアニバーサリーエディションに関してのエントリーもしたいなぁと思っておるのですが、今回は一先ずおいておこうかと。幸か不幸かこの大傑作?、ペパーズと同日にとある英国のシンガーのデビュー盤もまたリリースされたのであります。

David Bowie (Dlx)
David Bowie
Polydor / Umgd (2010-04-06)

これ実は知らない方が殆どだと思いますが、それまで幾つかの参加したバンドで作品をリリースするも鳴かず飛ばずだったデビット・ボウイが満を持してソロシンガーとしてアルバムを発表するのです。タイトルも名前同様「David Bowie」。リリース元はあのビートルズをオーディションで蹴った事でも有名?なデッカがプログレッシブな音を発表する為に新設されたデラムレーベル。プロデュースはマイク・バーノン(Mike Vernon)。エンジニアは数年後に「Space Oddity」をプロデュースすることになるはガス・ダッジョン(Gus Dudgeon)(管理人は彼がXTCをプロデュースした時に名前を知った気がしてます。一般的に有名なのは一連のエルトン・ジョン作品かと)。作曲及び作詞は既に全曲ボウイが手がけてます。アレンジはボウイと彼が直前に組んでいた「The Buzz」のベーシストであるデック・ファーンリー(Derek Fearnley)。

サウンドの方はどんな感じかと申しますと、所謂英国の古き良きミュージックホール文化を下敷きに、って説明でいいのでしょうか。音楽だけでなくお笑いや芝居、寸劇や踊りなどの大衆芸能を見せる為に出来た場所で英国出身のミュージシャンの血には現在でも多かれ少なかれこの「ミュージックホール文化」が流れているなんて言われているそーです。BeatlesのPepper'sなんてまさにそれだし、初期の頃はあまりそんな風な感じではありませんが、コンセプトアルバムを出し始めた頃のThe Kinksはまさにそっち系の音ですよね。ブリタニア(Britannia)的なものを表現するにはもってこいなんでしょう、きっと(なんでキンクスの評価が日本で低いかこれでよくわかった気がします。よーは、このミュージックホールっていうものへの理解度というか慣れ親しみの差もあるのかと)。これはボウイ自身が強く影響を受けたと明言しているミュージックホール文化を代表するエンターテイナー、Anthony Newleyの映像なのですが多分参考になるのではないかと。因に映画007の「ゴ〜ルドフィンガ〜♪」で有名なあの曲の作詞はこの方だったりします。



10人程度のバンドにボーカリストが何人かいて代わる代わるにボーカルを取り、食事やお酒を飲んでいるお客さんが野次をなんやかんや飛ばして軽快に進んでいくステージ。踊り子達が数曲踊って今度は小咄が・・・みたいな世界。そうそう、あれですよ。モンティ・パイソンの音楽というか活動全般がこの辺の影響みたいです。そーゆー19〜20世紀の英国の大衆文化を色濃く含んだのがボウイのデビューアルバムだったのです。ロンドンっ子としては当然の選択だったのかもしれませんね。

曲調はそんな感じなので今後の彼が発するボウイ臭的なものを見いだすのは中々難しかったりしますが、逆に歌詞に関しては小咄のように語られてはいますが、その後に描いていく世界観がうっすら垣間見る事が出来るかと。「Little Bombardier」での性的倒錯、「There Is A Happy Land」における後の「All The Young Dude」のような若者讃歌。アルバム全体で綴られるフリークス達、社会で虐げられた人間の日常はまさにボウイ調。ただ、歌詞・曲ともにこれはいいなと思うものも中にはあり、管理人的に一番のお気に入りは2001年頃に発売予定だったがお蔵入りした彼の60年代楽曲のセルフカヴァー集「Toy」にも収録される予定であったと言われている「Silly Boy Blue」。そして「When I Live My Dream」も秀逸かと。リンクに張ったデラックスVer.と「DERAM Anthology」と題されたCDがあるとこの時期の音源はほぼ揃うよーです(ソロデビュー前を除く)。1曲だか2曲のVer.違いがないとかそんな程度だったかと。デラックスVer.のDisc2には「Bowie at the Beeb: Best of the BBC Radio 68-72」には未収録の彼が初めてBBC Radioに登場した1967/12/24放送分のセッションの5曲があったりも。



その後の彼が進んだ道程から考慮するとちょっと異なる位置にあると思われる今作。でもボウイの1st Albumっていう枕詞を外して一英国人のシンガーソングライターのデビューアルバム、その後歌手を辞め数奇な運命を辿りこの一作だけを残して・・・みたいな事になってたらそこそこの隠れた名盤扱いになっていたかもしれませんよ。上記した2曲やシングルカットした曲はそこそこのクオリティは持ってると思いますし。まぁ確かにデビューしたてのアーティストのこの歌詞の世界を理解しろっていうのはどだい無理な話かと。ボウイの作品群を俯瞰で見て、そこからここに注目するからこその意見なんでしょうね。そーゆー意味でも70年代の作品でまだ未聴のものがあるのならば、先ずはそちらの購入をお勧めします。それからでも全然遅くないかと。巡り巡ってきて、「なるほどねぇ」って言うのがこの作品に与えられた使命なのかもしれません。

以前、ジギー期のボウイ楽曲をボサノヴァにしてカヴァーするSeu Jorgeさんのアルバムを紹介したのですが、そこに何故か「When I Live My Dream」が収録されていて、この方はその時も只者ではないなと思った管理人でございました。でもいったいどうして・・・。


David Bowie Official Website
http://www.davidbowie.com/


Seu JorgeのDavid Bowieカヴァー集
http://lifeonmars.blog.fc2.com/blog-entry-18.html

英国シューゲイザーの雄、RIDEの21年振りの新作。 

ここに1枚のCDがあります。紫色の花々が何輪も重なるよう咲き乱れる写真に「RIDE」とだけ書かれたジャケット。クリエイションレコードから出した2枚のシングルで英国だけでなく日本でも話題になったRIDEのそのデビューEPである「Ride EP」と2作目の「Play EP」の全曲を収録した「Smile」と題されたもので、SIREレコードが北米用にリリースしたものが日本でも発売されたと。

ライド/スマイル

当時、1st singleと2nd singleは輸入盤屋さんに通うような輩達からはその印象的なジャケットから「赤ライド」、「黄ライド」なんて呼ばれてたはず。 ただこの日本盤の解説を読むと日本では1st Albumの「Nowhere」の方が先に発売されてたみたいですね。その辺の記憶はさっぱりございません(きっぱり)。シューゲイザー(Shoegazer)ブーム真っただ中の英国ではこの轟音・爆音ギターと甘美なメロディーラインでそーとーな人気を博したよーで、それが遠くこの日本にも伝わってきて日本でも評判になったバンドだと思っています。管理人も「Nowhere」〜2nd Albumの「Going Blank Again」くらいまでは聴いておりました。

ということで、Ride自体の情報としてはその辺までで、あと関連情報的なものは解散したんだーっていうのと、アンディ(Andy Bell)が「ハリケーン#1("Hurricane No. 1)」っていうバンドを組んでリリースしてたのを聴いたくらいでした。

そしてここから数十年の時が経ちます。なんとRideが再結成すると。それが3年位前?のことなんですかね。その頃あの後どーなってたかと全然知らなかったので「へ〜」くらいな感想しかなかったんですよ。なんでも後に2枚のアルバムを作るがマークとアンディの確執みたいなのがあって解散。で、アンディがハリケーン#1の後にOasisのベースやってたなんて忘却の彼方でしたよ。確かにそんな話を見た覚えが・・・。



それで発表された曲を聴きました(見ました)。「All I Want」。この真ん中でギター弾いてる元男子フットボール日本代表で現北海道コンサドーレ札幌の小野伸二さん似は・・・。まぁそーなんだろうと思ってましたけど、これがマーク(Mark Gardener)だったと(涙)。現実とは時に厳しいものであります。あの「さらさらヘアー」は何処へ。でもアンディは最近のライブだとサングラスなんかしちゃって、当時とあまり雰囲気は変わらないような? エンジニアは盟友(みんな大好き)アランモウルダー(Alan Moulder)らしい安定の音作りなのかなぁ。この手のやつは彼に任せておけばだいたい大丈夫なんですよ。アレンジは当時のRideっぽいんですけど、音周りっていうか音色が2010年代のロックになってるんで高感度大。これなら昔のファンの方も付いていけるはず(多分)。やっぱり今のシーンをきちっと見据えて自分達の音を反映させて、しかも以前の良さも残す。これが重要なのではないでしょうか。

Weather Diaries
Ride
Wichita Records (2017-06-16)

復活アルバム制作に取りかかる前のこの数年間で幾つかライブパフォーマンスを行っていたよーで、youtubeにそこそこアップされており、ご興味ある方は是非検索してみて下さい。尚、マークファンの方がそれを見て絶望にひれ伏しても当方は一切の責任を取れませんのでご了承を。

このエントリーを投稿するにあたりまして、かなり久々にRideの音源を聴きました。「Smile」はそれこそジャケ写を載せるくらいなので手の届くとこにあるのは知ってても、10年近く聴いてなかったかも。「Nowhere」に至ってはそれこそ当時聴いて以来かと。その頃は特にMBVにハマってた管理人。それと同時にシューゲイザーもそこそこ聴いておりましたが、Rideが21年振りそしてSlowdiveが22年振りとなる新作を発表するとか2017年はもしやシューゲイザー復活の狼煙が上がる年になるのか!!(ならないと思いますよ)

未だに小野伸二選手のプレイは天下一品と思い、コンササポでもないのにコンサドーレの動画をyoutubeで見てたりする管理人でございました。フェイエ時代のとかまとまった動画とかないのかなぁ。そうそう、シューゲイザーの語源って下を向いて歌う、つまり「シューズ(Shoes)を凝視する(gaze)」ってご存知でしたか? 管理人はこの10年位で知りましたよ・・・。


RIDE Official Site
https://www.thebandride.com/

TLCの「If I was your girlfriend」。 

オリジナルのアーティストの曲を聴いてもいまいちしっくりこなかったのに、その曲をほかのアーティストが演奏したのを聴いたら「なるほど、こーゆー曲なのか」っていう経験、皆さんはありますでしょうか?その手のもので今でも良く覚えてるのがこれ。「Loutus Love(ロータスラブ)」。



原曲はYellow Magic Orchestra。所謂「おっさんアイドル」化した後の曲なのですが、そこまでお気に入りって訳じゃなかったんですよ。でも、ニコニコ動画を中心に当時勃発したHMOムーブメントを牽引したといって過言ではない(と思う)、「HMOとかの中の人。」さんのVer.を聴いて、「あー、こーゆー曲なのかと」。感動する場所が分かったといいますか、女性の声になって内容がはっきりしたのかなぁとも。その後はYMOのVer.も凄く好きになりこのNo Nukes 2012でやった時はユーストリームで中継を見ていたのですが本当に感動したしましたよ・・・。




それともう一つよく覚えているのがこれなんです。



TLCの「If I was your girlfriend」。収録されているのは全米だけで800万枚以上売れたらしい彼女達の代表作、「CrazySexyCool」。因にリリースは1994年。


元々は誰の曲かと言いますと、惜しくも亡くなった殿下ことPrinceさん。プリンスさんの1987年リリースの「Sign 'O' the Times」という一見地味な感じもうけますが幾つかの曲は殿下ファンにはかなーり好かれているんじゃなかろうか?と思っているアルバムに収録されています(特に米国でセールスが落ちていっても彼を愛し続けた欧州や日本などのファンは)。なんかWikipedia見ると現在はとんでもなく高い評価をされてるみたいですが、あまり詳しくない方が頭に浮かぶであろう殿下の感じがするアルバムではないことは伝えておかないと。それとこの辺から米国でのセールスと一般的な評価?が落ちていったということも。その辺が先ほど記載した「地味」っていうことなのかもしれません。


そんな地味アルバムには隠された要素といいますか、二面性みたいなものが存在していてPrince自身の「女性的な人格(feminine alter ego。アルターエゴってことだと別人格とか他我みたいな意味です)」と評した曲が3曲程収録されています。Sign 'O' the Times前に録音していて頓挫した「Camille(カミール/カミーユ)」というプロジェクトがありまして、そのプロジェクトこそ前述したfeminine alter ego albumだったと。そこから生き残ったのが
  • "Housequake"であり
  • "Strange Relationship"と
  • "If I Was Your Girlfriend"
だったと。この情報を当時高校生くらいだった管理人はとある本から仕入れてまして、逆に難しく考えてしまったのかもしれません。女性(的)の人格の「私」が「あなたがもしガールフレンド(多分普通に恋人って意味でいいのかと。それこそが「Camille」プロジェクトの肝だっただろうし)だったら」って歌うことが何故?って思ってましたし。ここらの話がこの「Camille」というアルバムの核になってくるのかと今は考えています。 ただ歌詞の面以外ののアレンジ等も今改めて聴いてみると変な音がいっぱい入ってたりとやっぱり難解なイメージは否めないかも。

その点ですよ、TLCのVer.はこれでもかっていうくらいストレートかつ繊細と申しますか愛おしい。それでも殿下Ver.で使われているよーな音、リズムの音色だったり4拍目に出てくる「ゥン」って音とか結構参考にしてるみたいですよね。ベースとかも。殿下のアレンジの余計なとこをそぎ落として当時の米国の最新のR&Bのいいとこを放り込んだみたいな感じかと。こーゆー音にはあまり馴染みのない管理人でさえ、初めて聴いた時からかっこいいって思わせてくれるVer.でした。ハーモニーも素敵なんですよねぇ、これ。

なんで突然そんな古い曲を紹介したかったかと申しますと、なんでもこの度15年振りにTLCが「ラストアルバム」をリリースすると見たからなんです。正直言いますと、レフト・アイが事故で亡くなって解散したんだと思ってましたのでお驚きました。それにT-ボズも難しい病気を抱えているのは以前から知られていたと思いますし。

TLC
TLC
ワーナーミュージック・ジャパン (2017-06-30)

CrazySexyCoolでの世界的な大成功、そしてメンバーの死と二人にとってこれだけでも様々な思いがあるだろうし、ここにきて「ラスト」の作品を作り上げてちゃんと幕引きをしようとした二人には拍手を贈りたいです。とても勇気のいる事だと思います。しかも15年ですからね。それだけ考えるとこもあったのではないでしょうか。多分もはや「産みの苦しみ」から解放されたでしょうし、TLCとしての残りの時間をせーいっぱい楽しんでもらいたいです。

資金調達をクラウドファンディングで行ったよーなのですが、正直新作のジャケットを見てあと数十万でも達成金額をあげてジャケット制作にかけてもよかったんじゃないだろうか?と思ってしまった管理人でございました。まあこれが今風なんでしょうねぇ。